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電線

備忘録

book:goat meets

podcast:人間生活

music:Andy Shauf

 

日記

 

 暦通りに休む。

 例年通り、荒川で花火をする、花火なんて結局のところ、どこでもできるなと思いつつ、でっけえ声が出せるのが毎年嬉しい。来年以降も続けて行きたいなと思うし、自分は勇気を出して仲間に入れてもらえてすごく幸運な人間だなと思う。

 

 

 雨上がりに無計画に家から出て、行ったことのない道沿いに歩くと地元の周りに似ていた。パッとしない商店街、パッとしない改札の入り口。歩き疲れたので、バスに乗って阿佐ヶ谷に戻って、七夕祭りを見た。スマホを持たずにひたすら歩いて、夜は雨の音を聞いて寝た。また、近所にあるコミュニティスペースへは行けなかった。

 

 家の中を掃除して、家を出る。駒場東大前で降りて東大キャンパスへ。まさか自分の人生の中でここにくる機会が訪れるとは。都内の真ん中で緑の中を歩いて、うまい棒をもらって食べる。podcastの収録をしたんだけど、途中意見の食い違いが発生して、ずっと平行線の話し合いをしていたところ、途中「お前の意見、絶対に間違ってるぞ」と言い合わない関係性に感動してしまった。散々頭を使って話した後、蝉の声が聞こえる教室でしばし談話を。これすごくいい時間だねって言い合って解散した。そのまま、実家に帰って缶ビールを飲みながら人のいない道を歩いた。飛行機が相変わらず行き交っており、安心する。

 

 じいちゃんの墓参りへ行く。少し涼しくて、周りはたんぼで、綺麗な緑色だった。新米楽しみだねって言い合ってさるすべりの花を。元気かなー

 

 地元の街を自転車で回遊。埋立地だから、歴史もクソもないんだけど、平成の匂いをいまだに感じることができる自分の街が愛おしくてたまらなくなった。開発中の土地にできる、マクドナルド、スタバ、イオン、JINS、ダイソー、大きな公園、開けた空、すぐそばに海がある。公園で遊ぶ人たちを見て自転車を漕いだ。気持ちよかった。

 

 朝、自分の住んでいる東京へ戻ると、お盆期間中だからか全体的に街の流れがゆっくりに感じられる。人も少なくて、ガチガチに固めた心がほぐされる。その日の夜は、初めてHoipoiに潜入した。築53年くらいの木造一軒家を、イベントスペースに改造して「コンビニ」として営業している場所だ。営業期間が期間限定なこともあり、毎日のように著名人がここで演奏したり、遊んだりしている。中では美味しいご飯を食べることもできるし、二階で寝ることもできるらしい。Thom Gillの演奏を堪能した後、ロータリーで酒を飲んで解散した。

 

 休みの日、また無計画で外に出て歩く。悩みは全て散歩が解決する。スマホを置いて、家を出よう。無計画で歩いていたら、「荻外荘」にたどり着く。政治家の近衛文麿が住んでいたお家を見学。解説してくださった綺麗なお婆さんの話を聞いていると、持論を持ったお爺さんが話しかけてきて、お婆さんとお爺さんの意見の交換会が目の前で始まる。近衛文麿はこの家で自決、したということだけど、それがGHQに殺された(真相は不明だが)、なんかそういうことを話し合っていた。決して喧嘩、ではなく、対話をしていて、凄いなと思った。

 

 この街は、歴史があるからこそごちゃごちゃしていていろんな人が住み着く。空も高くないし、高級住宅街は閉鎖的だ。いよいよ、阿波踊りを体感することになるけど、どんな気持ちになるだろう?地元が恋しくて堪らない。